<< ラスト、コーション | main | Fifty shads of Grey >>
スポンサーサイト
category: -

一定期間更新がないため広告を表示しています

-, -
時をかける少女
category: MOVIE-T
JUGEMテーマ:映画
細田守監督の作品、いまやジブリ映画を越す勢いで、日本のスタンダードアニメになってきていますね。賛否両論あると思いますが、日本のアニメ代表になりつつあるのは間違いないと思います。

かくいう私は、細田作品を見た順番としては
「サマーウォーズ」→「オオカミ子どもの雨と雪」→「バケモノの子」→「時をかける少女」の順でしたね。

実は今から書こうとしている「時をかける少女」は、多くの人が細田作品の初めて見る作品であったと思うのに、こんなに見るのが遅くなってしまいました。映画のレビューですと「純愛」「ピュア」とか「高校生の清々しさ」などというワードが多く飛び交っていて、タイムワープもの、というテーマになぜか見る気が起きなかったというのもありますが・・・。

さて、感想。

なかなか良くできた作品だと思います。

最初は、タイムリープをする度、今いつの話になったのか分からなくなりかけたのですが、特徴的なエピソードを持ちだして、何月何日のどのポイントなのか、把握できるようになっています。例えばプリンを食べられた、電車の踏切で交通事故にあう、小テストを受ける、理科準備室で胡桃を見つける、家庭科室で天ぷらを揚げるのに失敗する、告白をされるなどです。こうした日々の出来事を、主人公がどのように受けとめるか、もしくは避ける(タイムリープしてやり直す)かで変わってくるということが、よく分かります。

この映画の主人公・真琴は、なかなか男勝りで、悪く言えばガサツ、よく言えばボーイッシュな明け透けない少女なのですが、タイムリープでカラオケを10時間もやったり、告白を避けるためにタイムリープを繰り返すあたりに、個性があって可愛いところがあるなあと思います。

でも、最初は「なんて便利なの!最高!」といってタイムリープを多用していた真琴が、自分の都合のいい現実に変えていく度に、自分の代わりに傷ついたり不利益を被ったりする人々がいる、という重い現実に気づいていきます。特にそれを直視させられるのが、恋愛がらみ、というところがこの作品の青臭さなのかもしれませんが。

親友だと思っていた千昭からの告白。自分のことを想ってくれているコウスケ(漢字忘れました)。コウスケの方は恋愛とまでいってないようですが、この2人の気持ちに気づいた真琴が、「親友」である3人の関係を変えたくないという思いと、2人の思いとの間で葛藤します。しかしタイプリープをして、女友だちと付き合うことになった千昭や、後輩の女の子と付き合うようになったコウスケを見るうちに、自分の心の底にある想いに気づいていくのです。このあたりの見せ方は、非常にうまいなあと思いましたね。

この映画のテーマとなっている「TIME WAITS FOR NO ONE.」
時間は進み、戻れない。今ある時間は1度しか訪れないってことを直視させられます。

タイムリープは、時間は戻せないが、人間は戻ることができる、と魔女おばさんが説明してくれますが、更に付け加えるなら、それは人間次第という警告も含まれているような気がします。

友だちからの大事な想い(告白)をきちんと受け止めよう!と真琴が思えるようになるのは、タイムリープを繰り返した真琴が沢山の現実の可能性を見てしまったからなんですよね。自分がどのように行動し、発言したかで、未来は大きく変わる。そしてそれは自分だけでなく、まわりの大切な人間の未来にも影響するということを実感したからこそ、真琴は最後のタイムリープを行うことができました。時間の大切さ、今を生きることの大切さを、主人公は身をもって知るのです。

最後の告白のシーンはとっても素敵です。実際は、あの告白はどこへ?ってくらい誤魔化されてしまうのですが(笑)耳元で「未来で待ってる」なんて、千昭の男前ぶりににやにやしちゃうくらい、萌えるシーンです。もう会えないと思って別れるよりも、その方が希望を残しますよね。コウスケに「私やること決まったから!」と明言する真琴は、おそらく絵の修復にたずさわるとか、タイムリープの開発(言葉にすると陳腐ですが)などに従事することが想像されます。

終始、主人公が走っている印象の強い映画ですが、高校生というのは、これくらい、時間を大切に、めいいっぱい一生懸命生きているくらいで丁度よいのかもしれません。大人になってから、この映画を見て、高校時代に戻って共学に通いたいなあ〜と溜息が出ました(笑)ピュアな青春映画と思いきや、意外に深いメッセージが込められていると思います。細田作品の序の口として、1度見るにはオススメです。

余談ですが、原作は魔女おばさんの方が主人公ということで、原作へのオマージュも映画の節々で見られます。そういった楽しみ方も乙ですよね。私は原作は未読なので、機会があれば触れてみたいと思います。

 
comments(0), -
スポンサーサイト
category: -
-, -
Comment.
Add a comment.
name:

email:

url:



New Entry.
Category.
Archives.

Profile
Calendar
SMTWTFS
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
Sponsored links
Recommend
Recommend
ユグドラシル
ユグドラシル (JUGEMレビュー »)
BUMP OF CHICKEN,藤原基央
Recommend
Recommend
Recommend
Recommend
シンクロナイズド・ロッカーズ
シンクロナイズド・ロッカーズ (JUGEMレビュー »)
オムニバス,Mr.Children,YUTA.TOSHI.CHIHO and JIRO’S SESSION,ストレイテナー,ELLEGARDEN,The ピーズ with クハラカズユキ,noodles,YO-KING,佐藤竹善,GOING UNDER GROUND,SALON MUSIC
blog pet
ブログペットの凛。 実は11月11日生まれだったりする。 管理人と同じで、音楽が大好きです。 時々寝言も言います。 可愛がってあげてくださいね♪
Links
Mobile
qrcode
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM
Search